トゥー♪トゥー♪
あんまり萌える要素がない自己満足なミドメガを追記に上げたよ!
久々の更新乙です私。
もっと伸ばそうかと思ったけどこれ地雷な人多いんじゃないかと思いまして、
文中でも実行には移ってませんのでご安心ください。それに幼稚です。(文が)
※眼鏡受け、女装ネタにつき注意!
@ずっと我慢してました。
「あんた・・・とうとう壊れたか」
「心外だな。これは貰いものだ」
目の前に広げられているのは華やかで可愛らしいサーモンピンクのドレス。
出張から帰ってくるなり箱を渡されて、何かと思って開けたらこれだ。
何をどう間違えたら取引先の老人にこんなものを貰えるというのか。
5日間音沙汰なしでこっちは心配していたというのに。
「とりあえず着替えたらどうです?出張、お疲れ様でした」
「あぁ・・・すまない。焦りすぎた」
「それで、どうでした?」
「それなりに好印象を与えたから、取引もスムーズに進むはずだ」
「そうですか」
短く返すと、御堂は隣の部屋へ移動していった。
色々聞きたい事もあるのだが、疲れているようなのでやめておいてやろう。
明日にでも質問攻めにしてやろうと企んでいると、着替え終わった御堂がこちらへ歩いてきた。
既視感・・・。
「御堂さん」
「何だ?」
言っていいのだろうか。
言ったら何か悪い事が起きそうな予感がする。
「・・・・あー、いや、なんでもないです」
「言いたまえ」
(ちっ、話しかけなきゃよかった)
「・・・心配、したんですよ。電話でないし」
「・・・・」
慣れない事を言ったせいで頬が火照る。
居た堪れなくなって目を逸らして、起動しっぱなしだったPCの蓋を閉じる。
微妙な雰囲気になってしまった。どうするべきか。とりあえず外に――――――。
「克哉・・・すまなかった」
「わ、なんなんですか御堂さん。別に怒ってなんかいませんから」
いきなり後ろから抱き留められて、体が強張る。
いつもと同じのフレグランスの香りに鼻腔をくすぐられて、胸が高鳴る。
やめてくれ、心は訴える。体は受け入れる。そして心は溶ける。
時計の無機質な音が耳に響き、それに混じる二人の鼓動が―――。
今すぐ、欲しい。
あなたが、御堂孝典が。
あなたしか、いらないから。
「んっ・・・」
「克哉・・・」
焼けるように熱い体同士がこれ以上ない程に近づき、やがて唇は重なった。
たった2cmの身長差が今は心地よく、御堂に体を預ける。
時間も体を熱くする水音も全て何もかも忘れてただ5日間の空白を埋めたくて――。
「はっ・・・、みど・・さん、・・・孝典・・・・んっ・・」
「・・・・克哉・・・」
もつれ込む様に体はベットに倒れこみ、スプリングで声が聞こえなくなるくらいの激しいキスをした。
それでもまだ足りない。埋めたい。心と同じくらいに体が疼く。
「5日間ずっといじってなかったのか?・・・克哉」
「うぁっ・・・ん、何も・・・してないっ」
「本当か?淫乱な君なら耐えられずに一人ですると思ったんだがな?」
「っ・・そんなことっ・・・・!ふっ、く・・・ぅ・・・・」
体中を弄られ、敏感な部分には執拗な愛撫が施された。
部分、といっても克哉の場合体全体が性感帯ともいえるが。
こういう行為をする時にはとことんサディスティックになる御堂も今は口だけで体の余裕などとうにすっ飛んでしまっている。
「声を我慢するな。ほら・・跡が残ったらどうする」
「う・・・はぁっ、嫌だ・・・っ」
「・・・離すんだ」
低い声に克哉は肩を竦ませ、声を抑えるために噛み付いていた手の甲から口を離した。
すると御堂は克哉の頭に手を乗せ、そっと撫でつけた。
「いい子だ」
予想外の行動に克哉の体から一瞬力が抜けた。
その隙を狙って、御堂は押し当てた自身で克哉の後孔を貫いた。
「ひぁっ、あぁぁっ!!や・・・ぁっ、孝典・・・っ、はっ・・・」
いきなりの事に体がついて行けず、あられもない喘ぎを抑えきれずに零した。
何度も御堂の名前を呼んで嬌声を隠そうとしたが、もう声も言葉も全てが喘ぎに変わってしまい逆効果だった。
「うぁぁっ、やめ・・孝典っ、孝典っ・・・ぁ、あっ」
まるで自分のモノではない様な声が零れる。
後ろから与えられる快感と御堂に抱かれているという歓びで体が震え、克哉自身の欲望からは律動の度に白濁が飛び、シーツを濡らした。
目をきつく閉じてただ快楽に身を預けていると、不意にその動きが止まった。
克哉は中で脈動する御堂のモノに身を捩じらせながら目を上に向ける。
「たか・・・、んっ、うぁっ・・・・!」
焦点を合わせる前に、御堂の硬く張り詰めている欲望が引き抜かれ、腰が揺らめいた。
やっと目が慣れてきてもう一度上を向くと、御堂の意地の悪い顔が視界に移った。
「これではいつもと同じじゃないか?・・・この体位で見る乱れた君もいいが・・・」
「なにいって・・・」
御堂は口角を歪ませたまま何か考え込む様に顎に手を当てた。
まだ息の荒い克哉としてはいい迷惑だ。
しかし御堂にそれ以上の危険を感じたため、克哉は離れていた腰を近付けた。
「ねぇ、孝典さん・・・俺。このまま放っておかれたら何しでかすかわかりませんよ?」
「・・・・っ」
御堂の腰に手を回した克哉は、誘う様に口角を上げ上目遣いで問いかけた。
御堂は案の定動揺しているらしいが、この人にとっては動揺の内には入らないだろう。
それを確認し克哉はまた問いかける。
「俺、アンタのこれでここぐちゃぐちゃにされるのスキなんですよ・・・。・・・続きしましょうよ、孝典さん?」
「・・・っ、君はいつどこでそんな誘い文句を覚えたんだ・・・。」
「やだなぁ、本音ですよ?ほら、あんたのこれもこんなに・・・・・」
言いながら御堂の欲望に指を滑らせると、御堂は限界を感じたのか克哉が発言するのを制止した。
「か、克哉!やめるんだ!」
「どうして?・・・・俺は早くあなたのコレが欲しいんですよ」
克哉自身も驚くほどするすると殺し文句が口から零れてきた。
内心驚愕していると御堂が顔だけを横にそらした。
そして―――また口角をニヤリと歪めた。
「ふむ・・・そんなにしたいならアレを使うのもアリだな。君には方法など関係ないだろう?」
そう言って人差し指を部屋の隅に向ける。その先にあったのは、
「は・・・、何を言って・・・」
つい先程リボンを解かれ、そのまま無造作に隅に放られていた箱だった。
ただし御堂が持ち帰った女物の淡いピンクのドレスが入った箱、だが。
克哉はそれに気が付くと見事に錯乱しかけた。
「な、何言ってるんですか。俺は男ですよ!?あんなもの似合う訳がない!」
「似合うかどうかは私が決める事だ。それに君なら何でも似合うに決まってるだろう?私が認めた男なのだからな」
「・・・あんた、よくそんな恥ずかしい事を」
悪態をつきながらも顔を赤らめている克哉に御堂は頬を綻ばせた。
それから調子に乗って「可愛いな、君は」などと言ってしまったから克哉のプライドは丸崩れだ。
克哉は拗ねるとなかなか機嫌を直してくれないので、結局変態じみたプレイはやめる事にした。
「機嫌を直せ・・克哉。ドレスの件は冗談だ(8割方本気だったが)」
「うるさい。俺は女装が似合うような変態で情けない男なんです。だから俺には近づかない方がいいです」
「ほら、そういう所が可愛いといっているんだ。わかっていないのか?」
互いのモノは未だ天を仰いでいるが、御堂はまだ我慢をしていようと出来そうにない誓いを胸中で立てた。
せめて克哉が我慢できなくなるまでは、優しい恋人を演じて見せよう。
(そうだな、小一時間くらいはこの雰囲気を堪能しよう。それぐらいなら耐えられるはずだ)
「愛しているぞ、克哉」
真っ赤になった克哉を見て御堂が暴走しだしたのはその2分後だったという。
-end-
ま た こ ん な 恥 ず か し い も の を !
ほのぼのなのかイチャイチャなのかエロいのかよくわからんね。
あ、心配しなくても二人はこの後獣のようにヤリまくりましたんで大丈夫ですよ!(